習慣少年ダイアリー

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めだかボックス について

お久しぶりです。好きなマンガを紹介するブログです。
9作目はこちら、

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[めだかボックス]です。

このマンガは僕の好きなマンガランキングベスト10に一生入り続ける、何度読み返しても面白いマンガです。
[化物語]の西尾維新先生原作のこのマンガ、西尾維新の真骨頂その①『戯言使い』とでも言うべき、西尾イズムな台詞回しがふんだんに詰め込まれたとても濃い作品となっております。
作画の暁月あきら先生の千差百万別な個性的なキャラクターの描き分けもとても見事です。

普通(ノーマル)、特別(スペシャル)、異常(アブノーマル)、過負荷(マイナス)といった、奇人変人秀才天才がはびこる箱庭学園で生徒会長を努める・黒神めだか
フルマラソンを2時間フラットで走り、関数計算を暗算でする彼女は「見知らぬ他人の役に立つ為生まれてきた」と豪語し、今日も絢爛業火に燃え盛る。

どんなマンガか?学園青春ラブコメ厨二言語バトルマンガといえばいいでしょうか。他のどのマンガにも、似てるマンガがないんですよね。

生徒会長の黒神めだかが学園の悩みを解決していく毎に、異常な生徒達や異様なしがらみとの戦いに巻き込まれていく--
そんなマンガです。最初は違う感じで始まって、途中からバトルマンガになるパターンはジャンプでよくある感じですよね。
このマンガはそのよくあるを“あえて”やったんじゃないか、というほどメタ要素がたくさん出てきます。
とあるキャラクターが「アニメが始まる前にこの漫画を終わらせてやる」と作中で言ってしまうほど。
それが気持ち良いほどハマるんですよ。

さらに、原作者である西尾維新先生が「このマンガは上手いこと言った側が勝ちます」とインタビューで話すように、巧みに企み、妖しげに綾なすセリフの数々は日本語や言葉が好きな人を虜にするでしょう。

そんな箱庭学園のキャラクター達もとても魅力的です。

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彼は球磨川 禊(くまがわ みそぎ)。過負荷(マイナス)と呼ばれるグループに所属する、全人類に負けている男です。
悪影響しか与えず、他人の足を引っ張り、悪を悪びれず行い、「僕は悪くない」とのたまう男。
悪のカリスマと呼ばれるキャラクターは様々なマンガに登場しますが、彼も根強い人気を誇ります。

さらにこちらは、安心院さん、

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さきほどの「アニメが始まる前にこのマンガを終わらせてやる」宣言の方です。
パワーインフレが行き過ぎて、地球史前から生きすぎて1京のスキルを持っています。
戦闘力530000どころの騒ぎじゃないですね。

カルピスの原液どころかウォッカのボトルほど濃いキャラクター達が暴れ回るこのマンガ、
そうです、最大の魅力はやはり

キャラクター(人となり)だと思うのです。

100人以上の濃いキャラクターが出るこのマンガで、内面がないがしろにされてる人物は一人もいません。
それぞれの思想、理想、感情、勘定がちゃんと描かれています。
好きなキャラクターが必ず見つかると断言出来るマンガです。

ぜひとも読んでみて下さい。